まずはお子さまの心配ごとをお聞かせください。
的確に把握し、治療方針をご提案します。

子どもの病気と治療

当院では、まずはお話をよく伺い、お子さまの発達の心配や生活のしづらさの原因を的確に把握します。その上で、改善するための治療方針をご提案させていただき、ご家族さまと一緒によい方向へと進んでいくことを大切にしております。

お子さまが家から出られないといったやむを得ない理由で御本人が受診できない場合、御家族のみの受診も受け付けておりますのでご相談ください。

発達障がい

自閉スペクトラム症(従来の病名では、広汎性発達障がい、自閉症やアスペルガー症候群など)、ADHD(注意欠如/多動症)、LD(限局性学習症)等があります。生まれつきの脳機能の特性、発達のデコボコですが、早期発見、介入、療育、治療で社会生活上の困りごとを減らし、行動上の問題を最小限にとどめ、軽減することができます。また、社会的な適応を向上し、2次的な問題を予防、軽減することができます。

不安症・強迫症など

母子分離不安などの一般的な不安から、実際には起こりえないようなことを確実に起こると考えてしまうために日常生活に支障を来すような不安まで様々です。不安は、とても頻度の高いこころの症状ですが、日常生活に支障があるようでしたら受診をお勧めします。

また、お母さんへの確認が多くなったり、不潔になることが怖くて手洗いを繰り返したりする行動がやめられない、儀式的な行動を何度も繰り返すなどして、日常生活上困難を生じる強迫症状が生じることもあります。早めの診断、治療で症状による影響を最小限におさえることができます。

うつ病

気分が落ち込む、意欲が低下する、イライラが強くなる、食欲が落ち込む、眠れない、不安、焦燥感が強い、腹痛、めまい、頭痛をはじめとした様々な身体症状を訴える等の症状が続きます。うつ病は子どもでもまれな疾患ではありません。早めの治療が必要です。

※上記にあげたもの以外にも、様々な精神症状がみられることがあり、児童精神科での診断、治療が必要な疾患が多数あります。こころの問題は目に見えないため、説明が難しいと戸惑われることもあるかと思いますが、丁寧にお話をお伺いして一緒に考えていきますので、ご心配のある場合にはどうぞご相談ください。